私自身が行っている20分間のセッションでは、15分間は泥水の泥を沈ませるために使っているせいか、瞑想のメリットをもっとも感じるのは最後の5分間だ。
これは、重量挙げの練習における失敗の日々とよく似ている。
ずっと集中し続けられなくてもいい
トレーニングのメリットは最後の数回からもたらされるが、そこに行き着くためには先立つすべての段階が必須になる。
では、もしあなたが20分間のうち19分30秒まで、自分のやることリストや過去の言い争い、またはエッチな想像などを頭に浮かべていたら? 瞑想で「落第点」を取ってしまうのだろうか?
答えはノーだ。
もしあなたが、たとえ1秒でもそうした心の移ろいに気づき、自分のマントラ(または、それ以外のもの)に注意を戻したのであれば、その瞑想は「成功」だ。
私はセッション中、99%が「モンキーマインド」状態(頭の中にさまざまな雑念が渦巻いている状態)だが、残りの1%が重要なのだ。
もしストレスを感じるようなら、あなたの基準が高すぎるか、時間が長すぎるかのどちらかだ。
もう1度、7日間かけて、自分が勝てるようにゲームを調整しよう。目標は、「心を静める」ことではない。そんなことを目標にしたら、あなたの心をどんどん動揺させてしまう。
目標は、自分の思考を観察することだ。
もし、頭の中でばかげたことを繰り返し再生しているようなら、「考えてる、考えてる」とだけ自分に言い聞かせて、集中しているものに意識を戻そう。
私の場合、瞑想を定期的に行うことで、1日に実行できる物事が30~50%増えるだけでなく、そのためにかかるストレスは半分になる。
それはなぜか? 私がすでに、集中が乱れたときに立ち直るためのウォームアップ、つまり朝の瞑想を行っているからだ。
もし、その後の仕事時間に邪魔が入ったり、仕事が中断されたりしても、今やるべきタスクにずっと迅速・完全に戻ることができる。
「1本の木を切るために6時間与えられたなら、私は最初の4時間で斧を研ぐ」というエイブラハム・リンカーンの言葉があるが、なまった斧で木を切ろうとするような方法で、人生に立ち向かっては絶対にだめだ。
7日間試して、自分の心を研ぎ澄まそう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら