「自分探しの旅に出たい」社会人の彼の誤った思考 仕事とやりたいことが合わない時はどうする?

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とは言え、HKさんの場合はご自身で認識されているように、ずるずるとそのあたりを考えずに恐らく年齢的には20代後半まで来てしまったわけですから、いまさら人生について考えるというよりは、まずは仕事を通じて職業人としての側面の自分を知る、ということをやったほうがよいでしょう。

そのうえで、現在の仕事と、ほかにある具体的で現実的な選択肢を比較検討するとよいでしょう。

つまりは、まずは目先の自分が持っている、対面している事柄に真摯に向き合い、注力し、その過程の中で自分を知る、ということです。

漠然とした人生を歩むと、旅に出ても、何も変わらず、何も理解せずに帰ってくるのが関の山です。

そうではなく、物事に一度真摯に向き合い、そしてその中で自分を発見する、という過程をまずは経験してみるべきなのです。

そういったことを通じて、今まで知らなかった自分が見えてくるハズですし、自分に対する理解が今まで以上になり、より物事も進むハズです。

自己分析のうえで、今後のキャリアを考える

キチンとした自己分析を通じて自分を知り、そのうえで、今後の職業人としてのキャリアを考えた際に、具体的にどんなことをするべきなのか、そしてその実現のためには現在の仕事がよいのか悪いのかを考える、という流れです。

現在のHKさんは、まだ自分をよく分析していないがゆえに、自分にとっての具体的な選択肢を持てずに何となく生活をしている状態ですから、地図もコンパスも無く大草原を彷徨っているような状況なのです。

しかしながら、上記のような流れで物事を考えていけば、行動の前提となる基本的な知識やツールが揃ってきますから、自ずと自分と自分が進むべき道が見えてくるハズです。

結局のところ、望むような人生を生きようと思ったら、当然のことながら自分を深く知る必要がありますし、その中で自分にとっての理想を人生と仕事の中で見出す必要があるのです。

そういった理想やあるべき姿は、自分オリジナルである必要があります。

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