動かない社員が動き出す!トヨタ「紙1枚」の魔法 主体的に働けるようになるための3ステップ

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また、各フレームに書く言葉は長くても3行までとします。

できるだけ端的に、文章よりはフレーズ単位で。あるいは、フレーズよりも単語レベルで記入することを目指してください。

その際、もしキーワードと言えるようなものが何も見当たらないのであれば、「要するに何が言いたいのか?」「煎じ詰めると?」「親や親戚、友人といった何も知らない人に説明するなら?」といった問いを立てて自問し、この時点からもう自身の言葉に変換して書き込んでもらっても構いません。

慣れるまでは大変だと感じる人もいると思いますが、スポーツにおけるトレーニングと同じだと捉え、まずは質より量、継続することを最優先にして取り組んでいってください。

継続すれば、しだいに歯磨きレベルで実践できるようになっていきます。

キーワードにつながりを見いだし、再解釈する

STEP2:自身の担当業務のキーワードを書き出す

続いて、自身の担当業務のキーワードを右半分に書き出していってください。

1つの業務に絞ったほうがやりやすいと思いますが、もし複数の業務についてそれぞれキーワードを書き出したほうが埋めやすいと感じるなら、それでもOKです。

この辺りは人によってそうとうに個人差が生じてしまうところなので、何回か書いてみる中で、自分なりに最適なバランスを見いだしていってください。

なお、書き込む際のコツ等は、STEP1のときと同じになります。

STEP3:赤ペンで左と右のキーワードをつなげ再解釈する

書き終わったら、全体を俯瞰で眺め、見比べてみましょう。

「左右でつながっているキーワードはあるか?」という問いを立て、各キーワードを1つひとつじっくり観たり、味わったり、比較したりしてみてください。

「この辺りがつながっているかも!」「そうか、理念やビジョン、方針のこの部分と自分の業務が重なるのか!」といった接続が見いだせたのであれば、それらの言葉に赤ペンで〇をつけ、線でつないでいってください。あるいは、空いたスペースに浮かんだ言葉を書き足したりしてもらっても構いません。

次ページ限られた記入スペースだからこそ、端的な表現で言語化できる
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