初めてのレースは1964年、ホンダF1参戦の軌跡 写真で振り返る、これまでのホンダF1参戦

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小

エンジンなどのパワーユニットをレーシングチームに供給する形で4度目のF1参戦を果たしてから5年、2020年10月にホンダは2021年シーズンを最後に撤退することを発表した。

「社内では(F1の)参戦を継続すべきという意見もあったが、開発リソースを環境分野に傾けるべきだと判断した」

ホンダの八郷隆弘社長は2020年10月2日の会見で、撤退の理由についてそう強調した。

ホンダの八郷社長(当時)
ホンダの八郷隆弘社長。写真は2017年(撮影:今井康一)

参戦終了を発表してから約2年半で「復帰」

この記事の画像を見る(12枚)

そして2023年5月、ホンダは2026年からのF1復帰を発表した。今回は、ホンダのモータースポーツ活動の全てを担う、ホンダ・レーシング(HRC)が、F1パワーユニットの開発とレース参戦・運営を行う。ホンダの三部敏宏社長はこうコメントを出している。

「F1が、Hondaの目指すカーボンニュートラルの方向性と合致する、サステナブルな存在となり、私たちの電動化技術を促進するプラットフォームになること。これが、Hondaとして再びF1にチャレンジする大きな理由の一つとなりました」

2023年5月24日、ホンダは緊急会見を開き、三部敏宏社長(左から二番目)がF1復帰の理由を説明した(編集部撮影)
東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT