リーマンショック後の決断から約5年。2013年5月、ホンダは2015年シーズンからのF1復帰を発表した。
このとき、伊東孝紳社長は以下のようなコメントを出した。
「自動車メーカーとして環境領域をはじめ一層の技術進化が求められる中、F1という四輪レースの頂点にも環境技術が大幅に導入されることを踏まえ、自らの技術を世界で試し磨くために、この度、参戦を決断しました」
「技術への挑戦、マネジメントへの挑戦」
そして、2014年末に行った東洋経済のインタビューで伊東社長は、F1参戦の意義をこう語っている。
「挑戦していく精神を忘れたら、われわれのモノづくりをお客に訴えられなくなる。その一つの象徴がF1で、2輪ではMotoGP」
「技術への挑戦、マネジメントへの挑戦、あらゆるものが結実して結果が出る。結果を取るのはなかなか難しいが、だからこそやっていく」
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