世界的ブーム!サウナ「3つの絶大効果」はこれだ 「"デジタル汚染"の時代」に求められる納得の訳

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2017年に、「グローバル・ウェルネス・インスティテュート(GWI)」がフィンランド・サウナを世界最高のウェルネス・トレンドに位置づけて以来、その注目度は持続し、2021年の最新トレンドレポートでもまだ上位にランクインしています。

この傾向は、最近のビジネスパーソンが出張の際に、最高のナイトクラブがついたホテルではなく、最高のジムやスパ、そしてサウナのついたホテルを選ぶ風潮があることからも明らかです。

天井知らず「サウナムーブメント」は必然の流れ

誰もが「仕事や対人の場では、これまでのようにエネルギッシュでアクティブでありたい」と願いながらも、それによって自分自身に負荷をかけすぎることは、もはや望んでいません

オーバーワークに走る生き方よりは、ワーク・ライフ・バランスを持続させたいと願う人がずっと増えたのです。

定期的にきちんと心身を回復させるためには、当然リラックスタイムにも十分な時間を割かなければなりません

そのような時代の中で、「ウェルビーイング」という概念に対する関心が高まりつづけています。

今日、サウナは世界で1700万以上あると推定されており、いまもどんどん増えつづけ、一大マーケットを築いています

この世界的なサウナムーブメントは、人びとの「ウェルビーイング」に対する関心、日々の過労やストレス要因に打ち勝っていく必要性こそが生んだものでしょう。

私たちの生活が「デジタルに汚染される」いまこそ、心身を健やかに保ち、幸福感をもたらす新習慣として「サウナ浴」を、みなさんも一緒に楽しんでみませんか?

カリタ・ハルユ サウナ・フロム・フィンランド協会代表

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1972年生まれ、フィンランド・ムーラメ市在住。「サウナ・フロム・フィンランド協会」代表。健康やウェルネス、観光面における、フィンランド・サウナ体験のブランディングやマーケティング拡大に可能性を感じ、2010年に「サウナ・フロム・フィンランド協会」を設立。世界中にフィンランド・サウナの伝統や独自性に基づくサウナ体験を広めることを協会の目標に掲げ、国内外200以上のサウナ関連企業や事業者とのネットワークを率いる。また、国内外300以上のサウナ体験や評価視察に携わり、国外の著名人のフィンランド訪問時には一緒にサウナに入って手ほどきをするなど、フィンランド・サウナの国際的なアンバサダー、著述家として広く活躍。

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