世界的ブーム!サウナ「3つの絶大効果」はこれだ 「"デジタル汚染"の時代」に求められる納得の訳

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小
「サウナでととのう」が最近のブームとなりつつありますが、サウナの「3つの絶大効果」とは?(写真:IYO/PIXTA)
この記事の画像を見る(4枚)
サウナブームが日本を席巻しているのは、今や誰の目にも明らかだ。「サウナ本場の国」北欧フィンランドにあやかり、「フィンランド式サウナ」を謳うサウナ施設も次々につくられている。
だが、果たしてどれだけの日本人が、フィンランド・サウナ本来の特徴を正しく把握しているだろうか。
「フィンランド・サウナ」を曲解しているのは、決して日本人だけではない。「今やサウナは世界全体で1700万もあると推定されるが、国外で『フィンランド・サウナ』を名乗るサウナのほとんどは、実際にフィンランドで体験できるサウナとは全く異なったものになってしまっている」と、話題の書『「最新医学エビデンス」と「最高の入浴法」がいっきにわかる!究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書の著者カリタ・ハルユ氏(サウナ・フロム・フィンランド協会代表)も憂いている。
本記事では、同書を再編集し、「『サウナ』が心身の健康にもたらす3大メリット」について解説する。

サウナは「心身を健やかに保つ」ための新習慣

フィンランド人である私は、週に5回、時には毎日サウナに入ります

幼少期から、サウナは家族との日常であり、友人と過ごすひとときであり、伝統習慣でした。

『「最新医学エビデンス」と「最高の入浴法」がいっきにわかる!究極の「サウナフルネス」世界最高の教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

ですが、私はとりわけここ数年、自分の人生において 「サウナ」がいかに特別な意味をもっているかを、ますます実感しています。

私にとって、サウナ浴はこのうえなく重要なウェルビーイング活動」だからです。

ウェルビーイング(well-being)とは、「身体的にも、精神的にも、社会的にもすべて良好で、満たされた状態」にあること。1946年の世界保健機関(WHO)憲章の草案の中で定義づけられた「健康の概念」のひとつです。

アメリカのある団体が2021年に2万人以上のアメリカ人に対して行った調査では、約78%の参加者が「ウェルネスをこれまで以上に重要視している」と回答しました。

過去には、人間関係や仕事など、もっとほかの項目が上位にランクインしていたので、これは興味深い結果です。

つまり、身体の健康だけでなく、心や人間関係などの包括的な健やかさの追求が、私たちの幸せにもつながるというわけです。

そしてサウナ浴は、このウェルビーイングに大きく貢献できる新習慣として、いま全世界的な注目を浴びているのです。

サウナの魅力は数えきれないほどありますが、心身を健やかに保つために効果的と考えられる「サウナ浴のメリット3つ」を紹介します。

次ページサウナは現代人にこそ必要な習慣
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT