アクセンチュアの社史は、何がすごいのか

表紙が6色!内容も工夫がいっぱい

表紙を6色で展開!まさに"異色"のアクセンチュアの社史

今回は「この社史、とっても工夫されている!」と感じ入った社史を紹介いたします。外資系の大手総合コンサルティング企業のアクセンチュアが日本進出50周年を記念して作成した『KISEKI Accenture Japan 1962-2012』(2013年刊)です。昨年の当館の催事「社史フェア2014」でも展示し、多くの方が興味深くご覧になっていました。

この社史を手にしたとき「外資系でしっかりした社史なんて珍しいなあ」と思いながら、ぱらぱらめくっていました。デザインのセンスがよく、すっきりしていて見やすいというのが第一印象です。

パン屋と間違えられた!社名のエピソード

まず本文ですが、ページの左右に配置した囲み記事のコラム(Did you know?)についつい目がいき、そこから本文に誘われていきます。たとえば「アーサーアンダーセン アンド カンパニー」として日本に事務所を創設した1960年代のページだと、アンダーセンに就職したと言ったら名前が似ているパン屋に間違えられたといったというエピソードの囲み記事が出ていて、その頃、コンサルタントという業務自体に馴染みが薄かった背景を知ることができます。

囲み記事の内容は、エピソードだけでなく、社内事情、用語解説などさまざまで、ほぼ一ページにひとつくらい掲載されています。また、本文や囲み記事と関連して、学者・経営者・芸術家などの著名人の名言も散りばめられています。関連した写真も随所に配置されていて、例えば当時の事務所の写真であれば、地図が一緒に載せられています。

次ページこの社史の工夫とは?
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