
「たった指1本の操作の工夫」だけで、Excelスキルがまったく違うものになる方法をご紹介(写真:MediaFOTO/PIXTA)
「Excel というソフトは、直感的に使えてしまいます。ゆえに、多くの人はちゃんと勉強しようとは思いません。実はそこに落とし穴があるのです」
そう語るのは、「Excel医」さん。非IT系の医師ながら、初心者レベルから独学でExcelを学び、職場では「Excelの神」とまで呼ばれるようになった人物です。
この記事では、「たった指1本の操作の工夫」だけで、Excelスキルはまったく違うものになる方法を、Excel医さんの著書『人生を変える Excelの神スキル』から、一部を抜粋・再構成してお届けします。
まっさきに覚えたいF2、F4、F12
Excelのショートカットについてお話しします。ショートカットといえば、Ctrl + C (コピー)、Ctrl + V (貼り付け)などの定番以外に、覚えてほしいものがたくさんあります。初めに覚えてほしいのはずばり、ファンクションキーです。次の一覧をご覧ください。(編注:以下、本文中に登場するコマンドはWindowsのものです)

(出所:『人生を変える Excelの神スキル』)
ファンクションキーってどこ?という方もいらっしゃるかもしれません。
ファンクションキーはキーボードの最上段に配置されています。

(出所:『人生を変える Excelの神スキル』)
なぜ最初に覚えてほしいかというと、ボタン1つだからです。
あらゆるショートカットは、Ctrl +○、Ctrl + Shift +○など、ボタンを2つか3つ押さないといけません。Excel初心者はここで覚えること、使うことを挫折します。私もそうでした。ボタン1つ、指1本で作業効率がグンと上がるので、まずはこれを使ってみましょう。そこから「ショートカットって便利だな」「いつものこの作業、ショートカットでできないかな」と発展していきます。
この体験が大事です。
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