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<MKさん(50代)の相談>
83歳で一人暮らしの父を持つ、娘です。父は足腰が弱ってきてはいますが、毎日の散歩や食事も欠かさず、1人で元気に暮らしています。私は月に2〜3回ほど、父の家を訪ねて様子を見守っていますが、最近、以前より少しもの忘れが増えたかな? と感じることが出てきました。しかし、父自身は生活するうえでの具体的な困りごとは出てきていないようで、介護認定について話しても「まだ自分には必要ない」と言います。
そこでお聞きしたいのが、地域包括支援センターの窓口などに相談に行くタイミングです。介護認定が必要とまでは感じていなくても、認知機能が落ちているかもしれないと思った時点で、行ってもいいものでしょうか。
相談しようと思ったときが“行きどき”
<中村医師の返事>
お父様を見守るなかで、少し不安が出てきているという状況ですね。私にも、介護認定が必要というほどではないけれど、心配な点が出てきている高齢の父親がおり、状況はお察しします。
地域包括支援センターに相談に行くタイミングですが、結論からいえば「相談してみようかな」と思った、そのときがまさに“行きどき”です。
地域包括支援センターを最初に訪れるタイミングというのは、多かれ少なかれ、何かしら心配な点や困りごとが出てきているときだと思います。1人で100%自立した状態で生活を送ることができている状態から、少しでもできないことがでてきたと感じる状態に変わったら、まずは地域包括支援センターに足を運んでみましょう。
相談に行くと、基本的には相談内容の記録が残るため、その後で具体的な困りごとが出てきたときに、支援やサービスにつながりやすいというメリットがあります。
では、地域包括支援センターとはどのようなものか、簡単に説明します。
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