子の「話す英語」習得を重視する親に伝えたい盲点 人気講師「関正生」が教える、小中学生の学習法

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英語4技能をバランスよく勉強しても、マスターできない理由とは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
近年は「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく勉強することが勧められています。が、「そんなことをしていたらいつまでも英語はマスターできない」と主張するのがオンライン予備校「スタディサプリ」の人気講師である関正生氏です。子どもが英語を楽しくマスターするために何をすればよいのか、関氏が解説します。
※本稿は『早期教育に惑わされない! 子どものサバイバル英語勉強術』から一部抜粋・再構成したものです。

英語に取り組む子の様子をよく観察してみる

みなさんは「料理」がお好きですか? もしご自身が好きなら自分のことで、好きでないなら身近にいる料理好きの人のことを考えて、「料理の何がどう好きなのか?」を考えてみてください。

きっと回答は千差万別になるはずです。ジャンルだけでも和洋中・スイーツなどがあります。また、スイーツ作り1つとっても、その工程のどこが好きなのか、はたまた工程そのものより、材料の買い出しやレシピを考えたり読んだりしているとき、人にあげるときなど、好きなところは実にさまざまでしょう。

これは勉強、そして英語でも同じです。まず英語に取り組んでいるお子さんの姿をよく観察し、学校の授業の様子などを事細かに話してもらってください。どういう場面が好きなのか、好きまでいかなくても、どういう場面なら苦痛がないのか、などを保護者のみなさんが考えてみてください。

ここでいきなり「英語の授業の何が楽しい?」と聞いても最初は漠然とした答えしか返ってきませんから、保護者側がカウンセラーになったつもりで話を聞き出し、的確に質問をして、細かく分析する必要があります。

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