「投資はリスク」と思う人に知ってもらいたい真実 わが子に教えたい「絶対に役立つ」お金の話

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今から学んでおくべき投資の知識についてまず結論から言うと、今この記事を読んでいる皆さんは、仕事をするようになったらぜひ「預貯金」だけではなく、自分自身の将来のために、なんらかの形でごく少額からでいいので投資をはじめるべきだと思っています。

投資が必要な理由は、

① お金が増えるスピードが速くなること
② 長期投資がうまくいくと、毎月投資に回すお金も少なくて済むようになること
③ 少ない負担で効率的にお金を増やすことができること

つまり預貯金よりも効率よくお金を増やせる可能性が高いのです。

もちろん手持ちの現金すべてを使って株などを買うわけではありません。そんなことをしたら、まず生活費がなくなってすぐに困ってしまいます。つまり、これまでの常識なら今すぐには使わないお金を定期預金に預けたり、月々1万円ずつ積立預金に回す人がほとんどだったわけですが、そのお金を投資という形で管理するのです。

今すぐではなくても、将来的に必要になる住宅資金、結婚資金、教育資金、老後資金といったものは、中長期的な投資をすることで、とても効率よく増やすことが可能になります。大切なお金で一攫千金を狙うようなバクチを打て、と言っているわけではありません。大きなもうけにはならなくても、銀行預金よりはずっと効率がいい方法と言えます。

ただし、ここで理解してほしいのは、けっしてリスクがないわけではない、ということです。業績も良いし絶対に安全だと思って買った株が急に下がることもありますし、株以外の商品、つまり債券や投資信託と言われるものでも、リスクはもちろんあります。

まずは覚えておきたい3つのポイント

そこで、大切なことが

① 「長期」
② 「積立」
③ 「分散」

の3原則。まず、ここが最も大事なポイントです。

①の「積立」の「長期」とは、デイトレーダーのように1日のうちに何度も売買するような取引ではなく、最低10年程度、できれば数十年単位での運用を考えるべきだということ。

②の「積立」はいきなりまとまったお金を投資に回してしまうのではなく、毎月同額ずつ投資額を積み立て運用していくべきだということ。

③の「分散」は、同じ商品、つまり同じ会社の株だけを買うようなことをせず、複数の企業の株式や、株式以外の金融商品、たとえば投資信託や、海外の債券などを同時に買って運用することでリスクを下げるということ。投資の世界では「リスク」と「リターン」を常にセットにして考えます。

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