「難関試験に合格する人」が実践するただ1つのコツ ただ長時間勉強するだけでは到達できない
勉強とは、「計画―実行―点検」の3つが大切
校内の試験対策クラスに在籍していたときのことだが、その日はクラスを指導していた教授との面談日だった。私は参考になる合格手記を集め、それなりの準備をしてから勉強を始めていたが、進展がないように思えて悩むことが多かった。
教授は司法試験に合格したあと、実務生活を経て教壇に移ってきた人だったので、実質的なアドバイスをくれると有名だった。私の問題はなんでしょうかと、面談時間に私は悩みを話した。そのとき教授がかけてくれた言葉によって、私は意外な気づきを得た。
「普通の勉強と違って試験の勉強が難しい理由は、自分で『計画』を立てて『実行』し、その実行の問題点と達成度などをひとりで『点検』しなければならないからでしょう。ところが、そのことを知らずに中学、高校のときのように、計画を立て、実行するだけの方法で勉強しているのです」
つまり、「点検」の作業がないというのだ。
だれでも学校で「計画」を立てたことがあるだろう。試験に備えて作成した計画表を思い浮かべてほしい。高校までの成績は、おおむねどれだけ(計画したことを)「実行」するかにかかっているので、実行力の重要性もよくわかるはずだ。
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