医師が警告!「心臓に悪い"4つの油"に要注意だ」 あなたが使っている「その油」、本当に大丈夫?

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「悪い油」を紹介してきましたが、今度は私がおすすめしたい「いい油」です。

【いい油】おすすめしたいいい油は「オリーブオイル」

私が「オリーブオイル」をすすめる理由は、「アラキドン酸」のもととなる「リノール酸」の含有率が低いからです。

私も、「魚のホイル焼き」の味付けに使ったり、池谷家特製の「野菜ジュース」にたらして飲んだりと、普段の食事でよく利用しています。

オリーブオイルには「抗酸化作用」がありますが、開封後2カ月以上経過すると、酸化が進んでしまいます開封後は早めに使い切るようにしましょう。

また、ドレッシングなど加熱しない場合は、「オメガ3系不飽和脂肪酸」「えごま油」「亜麻仁油」などをおすすめしています。これらは熱に弱いので、加熱するような調理には向きません。生(非加熱)で食べましょう。

オリーブオイル、えごま油などは「心臓にいい油」なのでおすすめ(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)

心臓に「いい油」「悪い油」をきちんと知ることが大事

「油」は「心臓によくない食べ物」の代表格で、とりすぎは「動脈硬化」を促進しかねないのは事実です。「悪い油」をできるだけとらないことが大事ですが、ただしすべての油が悪いということでは当然ありません

心臓に「いい油」「悪い油」をきちんと理解して、上手に食生活に取り入れていけば、「心臓の健康」にもつながっていきます

心臓に「いい油」「悪い油」を知って、「心臓の健康」を保ち、人生100年時代を最期まで元気に満喫できる「100年心臓」を、ぜひ手に入れてくださいね。

池谷 敏郎 医学博士/池谷医院院長

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いけたに としろう / Toshiro Iketani

1962年、東京都生まれ。医療法人社団池谷医院院長。東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、医療法人社団池谷医院理事長兼院長に就任。専門は内科、循環器科。現在も臨床現場に立つ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートとして、数々のテレビ出演、雑誌・新聞への寄稿、講演など多方面で活躍中。東京医科大学循環器内科客員講師、日本内科学会認定総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医。著書に『体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!』(三笠書房)、『「血管を鍛える」と超健康になる!』『血管の名医が教える15歳若返る習慣』(ともに知的生きかた文庫)などがある。

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