医師が警告!「心臓に悪い"4つの油"に要注意だ」 あなたが使っている「その油」、本当に大丈夫?

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「マーガリンやショートニングの『トランス脂肪酸』」も、注意が必要な油のひとつです。

「普段よく食べる加工品」にも「落とし穴」がある

【悪い油3】マーガリンやショートニング、加工品に含まれる「トランス脂肪酸」

「肉の脂身」や「サラダ油」などの油の種類とは別に、注意したい油が「トランス脂肪酸」です。

「トランス脂肪酸」は油を生成・加工する過程でできてしまうものなのですが、これが「動脈硬化」の原因のひとつになるとされています。

「トランス脂肪酸」は「マーガリン」「ショートニング」などに多く含まれるほか、多くの加工品にも含まれている可能性があります。

加工品の一部として「スナック菓子」「カップラーメン」「ショートケーキ」「ファストフード」「菓子パン」などが挙げられますが、いずれも普段よく食べているものばかりです。くれぐれも注意しましょう。

マーガリン、乳製品の脂肪分、ショートニングは「心臓に悪い油」なので、できるだけ避けたほうがいい(イラスト『「100年心臓」のつくり方』より)
【悪い油4】どんな油も「酸化した油」はNG

いままで注意が必要な「悪い油」を紹介しましたが、どんな油でも気をつけたいのが「酸化」です。とくに高温の油で揚げたものは、「油の酸化」が進んで、「過酸化脂質」が発生します。

「酸化した油」は、体内においてもまわりの脂質を酸化させてしまうため、血管にダメージを与え、「動脈硬化」の促進につながりやすくなります。

よく「揚げ油は何度も使ってはいけない」といわれていますが、その理由は「何度も使うことで『油の酸化』が進むこと」から来ています。

「揚げ物」自体も「高カロリー」「高脂質」になりがちです。さらにそこで「酸化した油」を使ってしまったら、ますます心臓への負担が大きくなってしまいます。

「心臓の健康」を考えるなら、あまり頻繁に食べるのは禁物です。

次ページでは「心臓にいい油」とは?
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