首里のすけの「最大」にして「最高」の「魅力」は、笑顔を見てもわかるように「人の良さ」。まさに、これこそが首里のすけの真骨頂だ。
つぶらな瞳で常に前しか見ていない首里のすけは、なぜ自分が事務所代表に選ばれたのか、前代表に尋ねてみたことがあった。
「ハッピーなんだよな。それと、敵がいない」。前代表は間髪入れずに答えた。
いつも青々としたサイドの刈り上げが眩しい芸人・首里のすけの笑顔は、たくさんの人を優しさで包み、温かい気持ちにさせる。
犯罪が多様化され、疑心暗鬼の世の中だからこそ、首里のすけに触れると「妙な安心感」を得るのだ。
これぞ首里のすけから滲み出る「人間力」の賜物だと感じる。
掛け値なしに人に優しくできる「人間力」
もちろん、人の良さだけで経営は成り立たないし、芸人として売れる保証もないのも十分に知っている。
ただ、首里のすけは厳格な家庭で育まれたのもあって、人の痛みを身に染みて感じ取り、人に掛け値なしに優しくできる。そこに偽善はなく、人として心からの労りの気持ちが備わっている。
また、真に人をまとめることに、「出自」「学歴」「権威」、ましてや「戦略的経営方針」なんて関係ない。周りの人たちを敬愛しつつ、いかに周りの人から慕われるか。
首里のすけ最大の力は「人間力」であり、代表になっても、そのイジられキャラは健在だ。
ただ、プライベートで唯一心配だったのが、後輩気質の首里のすけが代表になったことで、先輩芸人たちが遠慮するかと思われたことだ。
しかし、いつもと変わらぬように接して飯を奢ってくれるなど、首里のすけの「生まれ持った後輩気質」が、「事務所代表」という肩書を軽く上回った。それもこれも先輩芸人たちの中に「こいつのためなら」という思いがあるからだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら