「寝る直前に歯磨きする人」が知らない残念な真実 専門医が教える「良質な睡眠を妨げる習慣」3つ

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夜にきちんと眠りにつくためには、「メラトニン」という睡眠ホルモンの働きが必要です。このメラトニンは、日中の活動でできたセロトニンというホルモンを原料にして、脳の松果体(しょうかたい)で作られます。日が暮れて夜になるにつれ眠気が増すのは、このメラトニンの働きによるものです。

しかし、寝る直前に歯茎が刺激されると、せっかく生成されているメラトニンの分泌量が減ってしまうことがわかっています。メラトニンはとても繊細で、歯ブラシの刺激だけでもその分泌が抑制されてしまうのです。

しかし、歯磨きをしないで寝るのは衛生的に気になりますよね。

そこで、いい方法があります。夕食から寝るまでのあいだ、できれば就寝1時間前までに歯磨きを済ませるようにするのです。これで衛生面の問題もクリアできますし、もし気になるようなら寝る前に水でうがいをするのがいいでしょう。

寝る前スマホをやめれば100%睡眠の質は上がる

すべての生物には、生まれながらに「体内時計」というものが備わっています。これは「サーカディアンリズム」とも呼ばれ、「ある時間帯にはこういうことをしたい」と本能的に身体が欲する約24時間のリズムのことです。

ただ、このリズムは地球の自転周期よりやや長いので、どこかでリセットできないと就寝時刻がどんどん後ろにずれていってしまいます。

これを毎朝リセットしてくれるのが太陽の光。それをもとにしてセロトニンがつくられ、夜に睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されるのです。

ですが、先ほどその繊細さをお伝えしたメラトニン、歯茎だけでなく、目からの刺激によっても分泌が抑えられてしまうことがわかっています。

寝る前にスマホやテレビ、PCなどを見ると、画面から発せられるブルーライトが脳の松果体を刺激し、メラトニンの分泌を抑えてしまうのです。

これが体内時計を狂わせ、「眠りたくても眠れない状態」をつくってしまいます。体内時計の乱れが悪化すると、睡眠相後退(そうこうたい)症候群となり、朝起きるのがとても困難になることもあります。

さらに、ブルーライトだけでなくスマホからの情報がストレスになることも見過ごせません。

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