「寝る直前に歯磨きする人」が知らない残念な真実 専門医が教える「良質な睡眠を妨げる習慣」3つ
今の時代、家にいてもスマホで仕事の連絡ができますし、SNSを見て他人に影響されることもあります。たとえば、せっかく家で休んでいたのに、上司からのメールを見てしまったが最後、「返信しなきゃ」ということで頭がいっぱいになってしまったという経験はないでしょうか。
有能な人ほど、情報を得るとつい次のアクションを考えてしまうので、1つボールを投げ返しても、「次は、次は……」と加速度的に反応しなくてはという意識が強くなり、休息とは程遠い状態になってしまうのです。
このように、つねに何か頭の中でぐるぐる考えてしまう状態を、「マインドワンダリング」と呼びます。これは、「心がさまよっている」という意味で、このような状態になると寝る時間になっても心が休まることがありません。
私も以前は、寝る直前までずっとPCを開いているような人間でした。ですが、それでは日中のパフォーマンスが上がらないことを自覚して、今ではすっかり寝る前にPCやスマホを開くことはなくなりました。
そうは言っても、スマホは時計代わりに使うし、目覚ましのアラームもセットしなければいけないから非現実的だ、と思う方もいるでしょう。そんなときの解決方法は、意外に簡単です。
ズバリ、前の日の昼間に目覚ましをセットしておけばいいのです。日中、昼間のうちに次の日の起床時間を決めて、アラームを設定してしまいましょう。これで、寝る直前にあわてて暗闇の中でスマホを開いてアラームをセットすることはなくなります。
大音量の目覚ましは脳を疲れさせる
こうやって寝る準備を整えて眠りにつき、いよいよ翌朝。大音量の「ジリリリ」という音で目を覚ましていませんか?
確実に起きられるなら悪くはない気がしますが、実はこれ、睡眠習慣としてはNGです。
脳の準備ができていない状態でけたたましい音で無理やり起きると、血圧を高めて起床の準備をするコルチゾールというホルモンがあわてて分泌されるため脳に負担がかかり、いまいちな目覚めになってしまいます。
そこで、アラームをかける場合は「邦楽」にするのがおすすめです。脳が日本語の歌詞を無意識下で認識することで少しずつ覚醒して、スッキリ起きることができます。
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