「寝る直前に歯磨きする人」が知らない残念な真実 専門医が教える「良質な睡眠を妨げる習慣」3つ

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さらにこだわるならば、ゆったりしたリズムで始まって、そこからだんだんテンポアップしていくような曲がベストでしょう。こういった曲調の音楽を聴くことが、朝のいい目覚めにつながるとの研究報告もあります。

逆に、絶対に避けたいのが、爆音が鳴り響くような音楽です。眠っていて副交感神経のほうが優位にある状態から無理やり目覚めることは、自律神経と体内時計の乱れにつながります。体内のリズムが狂って心身のバランスが崩れた結果、うつ状態に陥るおそれさえあるので、くれぐれも注意してください。

少しの工夫で睡眠の質はアップする

また、どうしても朝が苦手な人に試してもらいたいのが、心理学で知られる「宣言効果」を使う方法です。これは、目標を紙に書き出したり、他人に宣言したりすることで目標達成に導く効果ですが、これを起床にも応用するのです。

次の日に楽しみなイベントがあるときなどは、不思議とスッキリ起床できた経験がある方も多いのではないでしょうか。まさにそれと同じ作用です。就寝前に起床時刻を強く認識することで、血圧を高めて起床の準備をするコルチゾールも分泌されやすくなり、スムーズな目覚めにつながります。

『ぐっすり眠る習慣』(アスコム)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

これを習慣に取り入れるのは、とても簡単です。就寝前に翌日の起床時刻を家族に告げるか、自分自身で数回「○時に起きる」と唱えるだけでOK。

毎日行えば起床に対する自身のモチベーションも上がり、やがて起床時刻の前に目を覚ますことができるようになるでしょう。この方法は、なにより継続して行うことが重要ですので、根気強くトライしてみてください。

そして、目覚めたらカーテンを開けるのも忘れずに。暖かくなってきたら、カーテンを開けっ放しで就寝してもいいでしょう。

このように、少しの行動に気をつけるだけでも、睡眠の質を高めることはできます。

世界にはきれいなものやワクワクすることがたくさんあるのに、疲れていてはもったいない。春こそ睡眠習慣を見直し、イキイキと新生活をスタートさせましょう。

白濱 龍太郎 睡眠専門医

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しらはま りゅうたろう / Ryuutarou Shirahama

医学博士、産業医。医療法人RESM新東京・新横浜理事長。日本オリンピック委員会・医科学強化スタッフ、TOKYO2020選手用医師。日本睡眠学会評議員、総合診療専門医、社会医学系指導医。福井大学客員准教授。筑波大学医学群医学類卒業。東京医科歯科大学大学院統合呼吸器病学修了。

東京共済病院、東京医科歯科大学附属病院を経て、2013年に「RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック」を開設。睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどの睡眠にまつわる病気を適切に診断するために、最新の医療機器を導入し、日本睡眠学会認定施設として専門医療を提供している。主な著書・監修書に『1万人を治療した睡眠の名医が教える 誰でも簡単にぐっすり眠れるようになる方法』『ぐっすり眠れる×最高の目覚め×最強のパフォーマンスが1冊で手に入る 熟眠法ベスト101』『ぐっすり眠る習慣』(以上、アスコム)、『こんなに怖い 図解 睡眠時無呼吸症候群』(日東書院本社)など多数。

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