「寝る直前に歯磨きする人」が知らない残念な真実 専門医が教える「良質な睡眠を妨げる習慣」3つ

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寒暖差の激しい春は睡眠習慣が乱れやすい季節です(写真:Graphs/PIXTA)
日中暖かい日が増えてきましたが、実は、寒暖差の激しい春は自律神経が乱れやすく、眠りすぎてしまったり、眠りが浅くなったりと、睡眠習慣が乱れやすい季節。そんな時期に役立つ毎日ぐっすり眠るための行動を、2万人以上の睡眠の悩みを解決してきた睡眠専門医・白濱龍太郎氏の最新刊『ぐっすり眠る習慣』から一部抜粋・再編集してお届けします。

寝る直前に歯磨きするのは絶対NG

寒さが和らぎ、日中ポカポカとした陽気も増えてきました。「春眠暁を覚えず(しゅんみんあかつきをおぼえず)」ということわざがあるように、ついうとうとしてしまいがちです。

そんな心地よさとは裏腹に、実は、春は睡眠にとって大敵な季節でもあります。なぜなら、「長く眠る=睡眠の質が上がる」ではないからです。

身体の疲れを取るためには、深く眠ることが欠かせません。どんなに長時間眠っても、眠りが浅いとしっかり回復できず寝起きも悪くなり、日中頭が回らなくなってしまうのです。せっかくの新生活に、初っ端から寝坊なんて絶対に避けたいですよね。

深く眠るためには、準備が大切です。わたしたちは「ブレーキのついていないクルマ」のように、3秒で走ることはできても、3秒で寝ることはできません。この構造を理解していないと、いつでもすぐ休めると思って無理をしすぎてしまいます。

眠るための準備として、夕食をとり、入浴し、最後に歯磨きをしてからふとんに入るという習慣が身についている人は多いと思います。

しかし、できれば今晩からはその習慣を見直してください。なぜなら、就寝直前の歯磨きはぐっすり眠るのを妨げるからです。

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