適地を求め、山間部での計画が増加している陸上風力。ただ、それが深刻な自然環境破壊につながるケースが出てきている。
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あらゆるエネルギー価格が高騰し続ける中、経済成長を維持しながらエネルギー安全保障と脱炭素をどう両立させるか。難しい課題に直面する日本と世界の最前線を追っている。
「再生可能エネルギーだったら何をやってもいいのか。どこで、何をやってもいいのか」
声を震わせて苦言を呈したのは、青森県の三村申吾知事。
昨2022年8月の定例会見で、県内で計画中の陸上風力発電事業について記者に問われた際の一幕である。
その計画とは、青森県の中央部を走る八甲田連峰を中心とする「(仮称)みちのく風力発電事業(みちのく事業)」。
手がけるのは、豊田通商の完全子会社で風力発電の国内最大手、ユーラスエナジーホールディングス(HD)だ。
実現すれば国内最大級の陸上風力に
2030年に運転開始を予定するみちのく事業は、実現すれば国内最大級の陸上風力となる。
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