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ビジネス #どうするエネルギー危機 どうなる脱炭素

「脱炭素」で危ぶまれる銅、ニッケル不足の打開策 JX金属は「都市鉱山」を活用、鍵は排出量の削減

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大分県の市街地から車で1時間ほどの位置にある佐賀関半島。その付け根側には高さ約200メートルの巨大煙突がそびえ、工場施設が立ち並んでいる。

JX金属グループの銅生産の主力拠点、佐賀関製錬所だ。

佐賀関製錬所では年間45万トンの銅を生産しており、その規模は世界最大級。ここでJX金属が現在力を入れているのが、銅のリサイクルだ。

同製錬所の竹林一彰所長は語る。「脱炭素社会で銅の需要は増えていくことが予想される。その安定供給と、ESG(環境・社会・企業統治)重視の生産との両立を目指す」。

「都市鉱山」を活用

銅のリサイクルをするうえで活用されているのが、「都市鉱山」。廃棄された使用済み電子機器などから回収した銅を含む部品くず、メッキくずなどだ。

JX金属は2021年10月、佐賀関製錬所から約10キロメートル離れた大分港大在西地区で「大分リサイクル物流センター」を稼働させた。山積みとなった銅のスクラップを1メートル四方の立方体にプレス加工し、佐賀関製錬所に運んでいく。

通常の製錬では銅鉱石を処理した銅精鉱を自溶炉、転炉に順次投入する。そこに集められた金属くずやプレスされたリサイクル原料もそれぞれ投入し、混ぜて溶かすことで再び純度の高い銅をつくることができるのだ。

[1. 廃棄金属を集積]廃棄された家電や電子機器など「都市鉱山」から回収した金属片を集積(JX金属商事九州支店)
[2. 運搬用にプレス]プレスされた銅のスクラップ(大分リサイクル物流センター)
[3. 混合して生産]リサイクル原料を含めて生産過程にある銅(佐賀関製錬所)
[4. 完成した銅]出荷を待つ99.99%の純度を持つ電気銅
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