問題発覚後も国内に流通するAVP社のペレット。その闇は深い。
特集「どうするエネルギー危機 どうなる脱炭素」の他の記事を読む
2022年11月、日本海──。ある数万トン級の大型船が数週間もの間、海上に停船していた。同船はベトナムのホンガイ港を9月下旬に出港した。船が運んでいたのは木質ペレットだ。
ペレットは木くずを圧縮して円筒状に固めたもので、長さは5センチメートル程度、直径は約6ミリメートル。再生可能エネルギーの1つ、バイオマス発電で使用する燃料だ。
西日本の港を目指していた同船が所在なく停船していたのには訳がある。出港してから積み荷のペレットが曰(いわ)く付きのものであることがわかったからだ。同船は12月になって、ようやく韓国の港へ進み始めた。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら