有料会員限定

洋上風力「入札第2弾」に早くも噴き出る懸念の声 再エネの「切り札」獲得へ交錯する企業の思惑

✎ 1〜 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 最新
拡大
縮小

秋田県、新潟県、長崎県など4海域での入札が始まったが、早くも懸念の声が出ている。

能代港の洋上風力発電所の風車
「再エネの切り札」として、導入が期待される洋上風力(写真:アフロ)

特集「どうするエネルギー危機 どうなる脱炭素」の他の記事を読む

日本初となる大型洋上風力発電プロジェクトが1月31日に全面運転を開始した。秋田県秋田港、能代港の港湾区域に設置した合計33基の風車(約140メガワット)が稼働したのだ。全長117メートルの羽根は順調に回り続けている。

同プロジェクトは丸紅や大林組、東北電力などが出資する秋田洋上風力発電が事業を推進している。総事業費は1000億円規模だ。

四方を海に囲まれた日本にとって洋上風力発電は期待の再生可能エネルギーだ。今後は1案件の総事業費が数千億円規模に達する、より大規模なプロジェクトが全国の一般海域で続々と立ち上がる。

経済産業省、国土交通省、産業界でつくる官民協議会は2020年12月に「洋上風力産業ビジョン」を策定。2040年までに最大45ギガワットもの案件を形成するとぶち上げている。

英独の電力大手も熱視線

次ページ当初大本命とみられていた企業の名前がない
関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
どうするエネルギー危機 どうなる脱炭素
十倉会長「産業が滅べば脱炭素に貢献できない」
脱炭素社会へ官民150兆円投資、「GX」政策の全貌
カルテル主導の関電は課徴金免除、情報漏洩も
元首相秘書官が語る「日本のエネルギー戦略」
ユーラスは当初計画を縮小も、議論は泥沼化
副社長「総意としての賛成ないと進められない」
脱炭素を名目に「なんちゃってファンド」を設立
再エネの「切り札」獲得へ交錯する企業の思惑
岸田政権がごり押しする「GX基本方針」の危うさ
龍谷大の大島堅一教授に「原子力の将来」を聞く
日本に原子力産業を残すべきかが問われる
政府の「GX」政策を国際大学の橘川副学長に聞く
国連の「10提言」で日本企業が注意すべき点は?
相殺に使われる炭素クレジットの質は玉石混淆
「クレジットの欠陥を理解しつつも活用する」
「サハリン2」は早晩停止のリスク、早急に対策を
ヤーギン氏に聞く「エネルギー地政学」の未来図
電力・ガス料金「倍増」で産業界から上がる悲鳴
「再エネ賦課金」として国民負担が増した懸念も
JX金属は「都市鉱山」を活用、鍵は排出量の削減
その他の記事はこちら
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内