では、どうしたらおいしくて安全性の高いチョコレートを選ぶことができるのでしょうか。
おすすめは「ピュア(純)チョコレート」その基準は?
結論から言えば、「ピュアチョコレート(純チョコレート)」がおすすめです。
「ピュアチョコレート」は、「植物油脂不使用」「レシチンとバニラ香料以外の添加物を使っていない」「糖分はショ糖(砂糖)のみ」など、厳しい基準があります。
「チョコレート生地」または「チョコレート生地のみのチョコレート」で、次のすべてに適合するものに限り、「ピュアチョコレート」と表示することができます。
・「脂肪分」として、「ココアバター」のほかには「乳脂肪」のみを使用しているもの
・「ショ糖(砂糖)」以外の糖類を使用せず、かつ「ショ糖(砂糖)」が全重量の55%以下のもの
・「バニラ系の香料」以外の添加物を含まないもの
・「レシチン」が全重量の0.5%以下のもの
・ 上記のすべてにおいて原材料、製品、その他公正敷引協議会が承認したもの以外のものを加えていないもの
実際のところは「ピュアチョコレート」ならば無添加かというと、添加物が含まれているものもあるのですが、それでも使用される添加物は少ないほうです。
なにより「ピュアチョコレート」は「植物油脂」を使っていないため、カカオの香りが濃く、やっぱりおいしいと思います。
私も食べるならピュアチョコレートを選びます。
そもそもが酒飲みの私は甘いものを口にする習慣はありませんが、たまに本物のピュアチョコレートを食べると「おいしいものだな」と心から思います。
余談になりますが、先日、砂糖の代わりに「アガベシロップ」を使ったというフランス産の高級チョコレートをいただきました。もらっておいて悪いのですが、私にはイマイチおいしいとは思えませんでした。
アガベシロップはある種のサボテンから取る果糖です。果糖では甘みが軽すぎてチョコレートには合わないと思いました。口溶け、口当たりが全然違うのです。
また、最近ではジュースやお菓子の「甘味料」として、『食品の裏側』でも大きな問題として取り上げた「ブドウ糖果糖液糖」が非常によく使われますが、この軽い甘さもチョコレートには合いません。
あくまで私の意見になりますが、やっぱりチョコには砂糖のずっしりした重みのある甘さが合うと思います。
砂糖は「チョコレートをおいしくする魔法」だと思います。
次の記事では、最近流行している「高級チョコ」「高カカオチョコレート」の落とし穴や、「安いチョコ」に潜む重大問題について述べてみたいと思います。
*この記事の続編:平気で「高級チョコ」買う人が知らない残念な真実
*3回目の記事:平気で「安いチョコ」買う人が知らない残念な真実
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