平気で「チョコ」を買う人が知らない超残念な真実 そんな「裏側」があったとは…驚きの実態

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チョコレートの4つの分類とは、「チョコレート」「準チョコレート」「チョコレート菓子」「準チョコレート菓子」の4つになります。

「カカオ分」と「脂肪分」で決まる、チョコレート4分類

「【1】チョコレート生地」は「カカオ分」が35%以上含まれるものが基本タイプ。一方、「【2】準チョコレート生地」は「カカオ分」が15%以上含まれているものが基本タイプ。
【1】チョコレート

「チョコレート生地」と呼べるものは、基本タイプとして「カカオ分」が35%以上含まれるものです。

それともうひとつ、「カカオ分」が21%以上で「カカオ分と乳固形分の合計」が35%以上のものも「チョコレート生地」と呼ぶことができます

チョコの分類は基本的に「カカオ分」が含まれる割合によって主に変わってくる(EdvanKun/PIXTA、写真はイメージです)

ちなみに「乳固形分」とは「牛乳から水分を除いたもの」で、「クリーム」「粉乳」などをいいます。

そしてこのとき、生地の「カカオ分」のうち「ココアバター」が18%以上含まれていなければなりません

さらに「乳固形分」を使用する場合は、そのうち「乳脂肪」が3%以上を占めていなければなりません。逆に言うと、「乳脂肪」が3%以上含まれていれば、「脂肪分」として「植物油脂」を入れることも可能です。

いずれにしても、「チョコレート生地」が、お菓子の全重量の60%以上使われている必要があります。

【2】準チョコレート

「準チョコレート生地」は、基本タイプとして「カカオ分」が15%以上含まれているものをいいます。

それともうひとつ、「カカオ分」が7%以上で「乳固形分」が12.5%以上のもの「準チョコレート」と呼ぶことできます。

そしてこのとき、生地の「カカオ分」のうち「ココアバター」が3%以上含まれていなければなりません。また「ココアバター」と「乳脂肪」を含む「脂肪分」が18%以上含まれている必要があります。

さらに「乳固形分」を使用する場合は、そのうち「乳脂肪」が2%以上である必要があります。この場合も、「乳脂肪」が2%以上含まれていれば、「脂肪分」として「植物油脂」を加えることも可能です。

いずれにせよ、「準チョコレート生地」が、お菓子の全重量の60%以上使われている必要があります。

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