【大腸内視鏡】痛くない受け方と病院選びのコツ 専門家「40代になったら2~3年に1度は検査を」

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40代になったら受けたい大腸内視鏡。つらくない受け方などについて解説します(写真:IzaVel/PIXTA)
皆さんは大腸内視鏡検査を受けた経験があるだろうか? 40代以上でまだだったら、ぜひ、この機会に受けてほしい。「痛い」「つらい」というイメージがあるが、熟練した医師のもとで受ければ、そのようなことはほぼない。
大腸内視鏡検査の受け方、病院選びなどについて、国内有数の大腸内視鏡検査・治療の専門医療機関である松島クリニック診療部長の白倉立也さんに聞いた。

下血(肛門からの出血)の原因として多い病気は、大腸憩室(けいしつ)、痔、虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸がんなど。これらのほとんどは大腸内視鏡検査によって診断される。

「痔であっても、肛門だけでなく大腸内視鏡で腸の奥をチェックすることが大事。痔からの出血だと思っていたものが、実は直腸がんからだった、というケースが少なからずあるからです」

また、白倉さんは下血などの自覚症状がなくても、40代になったら1度は大腸内視鏡検査を受け、異常がなかった場合も、その後は2~3年に1回の頻度で定期的に検査を受け続けるよう勧めている。40代からは大腸がんを発症する人が明らかに増えるからだ。

内視鏡検査で見つかれば根治も可能

2020年国立がん研究センターがん情報サービス統計によれば、大腸がんは女性では死因の1位、男性では3位である。罹患数も年々、増えている最も身近ながんなのだ。

「大腸内視鏡で見つかったものは、根治が期待できる早期がんであることがほとんど。切除も大腸内視鏡でできるものが多いです。だからこそ、『つらそうだから』と検査を受けないのはもったいないです」と白倉さんは言う。

大腸がんの発生源の1つである腺腫(せんしゅ)というポリープ(良性腫瘍)も40代以降、多く見つかる。ポリープを大腸内視鏡で切除すれば大腸がんの予防となる。

「会社や自治体のがん検診では便潜血検査(検便)を受けますが、そこで陽性だった人は精密検査として、大腸内視鏡を受けることが勧められています。しかし、実際は検査を受けずに放置してしまっている人が多いようです。『がんが見つかるのが怖い』という理由もあるようですが、この段階で見つかれば、早期(がん)の可能性が高いです」

残念ながら、大腸内視鏡検査に対するイメージは決していいものではない。オリンパスが2021年に30~60代の男女1万8800人を対象に行った「胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書」によれば、「大腸内視鏡検査はつらいイメージ」と答えた人が86.5%(40~60代)だった。

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