チームを上手くまとめる人と仕切れない人の差 社内外も意見はバラバラ、どうかじ取りするか

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パーパスを実現するには、まずは「動く人だけ」でチームを作るのが原則だ。動かない人を無理に入れる必要がなければ、まずは動く人・動きたい人が「勝手に」動くのが最も効率的だ。動く人が勝手に動いていると、パーパスに共感するものの動いていなかった人たちも、しだいに表に出てきて一緒に動きはじめる。

チームを動かすのは、結局は「個人」だ。有力な会社や組織の人が参加するから大丈夫、というわけではない。パーパスの実現より自社の利益を優先する人が加わると、途端にチームは機能しなくなる。

また、メンバーに指名されても、「私は何をすればよいでしょう」と受け身ばかりの人や、アイデアについて「ここは問題がある、これはできない」と問題点を指摘して悦に入っている人とか、検討をしても「上に相談しないとわかりません」と判断できない人は、チームの足を引っ張るばかりだ。

納得できない人とは「協力のテクノロジー」を

仲間を巻き込む目的は、よりダイナミックに早く動くことだ。参加者を多くして動きが遅くなったら本末転倒だ。

関係者を巻き込むには、すべての参加者がハッピーになるビジネスモデルを描く必要がある。しかし、合理的に見えるビジネスモデルを構想したとしても、必ずしも全員が納得するものではない。

それでも「動く人が動けば、動かせる」なら問題はない。納得できない関係者に関わるエネルギーは、使わなくて済むなら使いたくない。しかし、納得できないでいる関係者を動かさないとパーパスが実現できないならば、時間をかけてでも、彼らの納得と信頼を得ることが必要だ。

まずは関係者を理解し、課題となっている状況を1つひとつ解決し、共通のパーパス実現に向けて関係者を動かしていく。そのために必要となるのが「協力のテクノロジー」だ。

詳細は『協力のテクノロジー』松原明/大社充(学芸出版社)に紹介されているが、まさにテクノロジーという技法なので、必要に応じて身につけ活用していこう。

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