ブラウザと同様に、SMSなどのショートメッセージを送受信するためのメッセージアプリも、標準のものを設定することが可能だ。大手3キャリアが販売するスマホは、3社合同で開発した「+メッセージ」というメッセージアプリが標準搭載されているが、よりシンプルなSMSに特化したアプリに変更することもできる。逆に、キャリアが取り扱っていない端末に「+メッセージ」をインストールして、標準アプリとして利用することもできる。
Facebookのメッセンジャーでも送受信できる
+メッセージは、キャリア版のLINEといったところで、登録しているユーザー同士なら、電話番号だけでSMSよりも長いメッセージを無料で送れる。種類は限られてしまうが、LINEのようにスタンプにも対応している。+メッセージを登録していないユーザーには、それまでと同じようにSMSとしてメッセージを送ることが可能。こうした仕様は、iPhoneに搭載されているiMessageに近い。大手キャリアの回線を使っている人は、メッセージアプリをこちらに変更しておくといい。
設定方法は、ブラウザと同じ。「設定」の「アプリ」で「デフォルトのアプリ」を選び、「SMSアプリ」を選択する。Pixelの場合、初期設定の状態だとシンプルなSMSアプリの「メッセージ」が選択されている。+メッセージのアプリがインストールされている場合、ここでそれを変更できる。逆に、キャリアが販売するスマホにはGoogle標準のシンプルなSMSアプリがインストールされていないことがある。こちらを使いたいときは、Playストアから「Googleのメッセージアプリ」をダウンロードして、標準アプリを変更しよう。
このほかにも、意外なアプリがSMSの送受信に対応していることがある。Facebookのメッセンジャーアプリは、そんな例の1つだ。標準アプリの設定でメッセンジャーを選択すると、FacebookのメッセージとSMSを同じアプリ内で管理できるようになる。メッセージが、複数のアプリにまたがってしまうとどちらでやり取りしたのかが分かりづらい。メッセンジャーアプリを標準のSMSアプリとして設定しておけば、その両方を統合的に管理することが可能になるというわけだ。
また、Playストアには、端末をまたがってSMSを同期するアプリや、ユーザーインターフェイスを極力シンプルにしたアプリなど、複数のメッセージアプリが公開されている。このようなアプリをダウンロードして、標準アプリとして設定することも可能だ。カスタマイズの自由度の高さは、Androidの売りの1つ。標準アプリを変更して、自分流の使い勝手を追求してみよう。
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