スマホには、アプリでIP電話アプリなどを追加することができる。一般的な大手キャリアの場合、通話料は30秒22円と横並び。格安スマホと呼ばれるMVNOでも、30秒11円程度のことが多い。音声通話定額サービスに加入していない場合などは、IP電話アプリから発信したほうが、通話料を安く済ませられるケースもある。例えば、NTTレゾナントのIP電話アプリ「050 plus」は、月額料金が330円かかる一方で、固定電話への発信は3分8.8円と安い。携帯電話への発信は1分17.6円とやや高めだが、通常の音声通話に比べると割安だ。
通話料の安い電話アプリを標準アプリに
また、楽天モバイルを契約している場合、「Rakuten Link」というアプリを使うと、通話料が0円になる。Rakuten Linkは、通常の携帯電話番号で発信できるため、相手が自分の電話番号を登録していれば、誰から電話がかかってきたのかがすぐわかる。ブラウザや電話帳で電話番号をタップした際に、こうしたアプリが一発で立ち上がると便利だ。逆に、こうしたアプリを標準設定していないと、うっかり間違えて通常の電話として発信してしまうミスが起こる可能性もある。
このようなときには、標準設定を変更するといい。Pixel 7 Proでの設定方法は次のとおりだ。050 plusやRakuten Linkのような音声通話アプリを追加したあと、Chromeなどのブラウザを開き、電話番号へのリンクをタップする。すると、画面下部に通常の電話だけでなく、050 plusなりRakuten Linkなりの選択肢が表示されるようになる。ここでそのアプリを選び、「常時」をタップすると、次回以降電話番号をタップした際に、自動で起動するようになる。
別のアプリが標準設定されてしまっている場合は、いったん標準設定を解除するようにしたい。冒頭で挙げたように、「設定」のアプリでアプリ一覧を開き、標準設定を解除したいアプリを選択。「デフォルトで開く」を選択したあと、「デフォルト設定をクリア」をタップする。すると、次回以降、アプリを初めて追加したときと同様、メニューが表示されるようになる。
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