だから「意識高い系学生」は就職に失敗する 「就職サイトは不要」と思っていませんか?

✎ 1〜 ✎ 26 ✎ 27 ✎ 28 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今年度からマイナビには「U・Iターンで働く」というコーナーが加わった。これは地元や地方で働きたい学生のために企業を紹介するコーナーだ。全国のさまざまな業種の企業が掲載されている。さらに、U・Iターン就職のためのイベント情報、情報収集術、心得などもアップされている。地元志向を強める学生が増えているが、こうした学生たちに役立つコーナーだ。

採用では学歴差別はないのが建前だが、企業が指定校ならぬターゲット大学を定めているのは周知の事実。人事関連のシンクタンクHR総研の調査によれば、主要企業の59%がターゲット大学を設定している(2015年卒採用の場合)。

学生は自分の大学のOBが在籍しているかどうかを強く意識している。マイナビのトップページには、「○○○大学の採用実績のある企業」(○○○大学とは自分が在籍する大学)という項目があり、そこをクリックすると自分の大学から採用の実績がある企業が出てくる。ここから業種、エリア、従業員規模などで絞り込んでいくと、自分の希望に合っていて、なおかつ内定が取りやすい企業の一覧が出来上がる。

こうした企業群にワンクリックで一括エントリーできる機能もあるので、とても効率的に就活を進めることができる。

チャット機能で他人を気にせず質問

マイナビTVとは、視聴者参加型のWeb会社説明会のこと。わざわざ、説明会の会場に足を運ばずに済むので、時間と交通費を節約することができる。特に地方学生は東京や大阪で開催の説明会に行くのが大きな負担だ。しかし、マイナビTVならば地方の学生でも簡単に説明会に参加できる。また、地方企業の説明会も流されるので、U・Iターン就職を希望する学生にとっても便利だ。

マイナビTVには、チャット機能があるので、説明会の最中にリアルタイムで企業に質問し、回答を得ることができる。大規模会場で開催される企業説明会では、大勢の学生がいるので質問しない人が多い。その点、マイナビTVでは周囲を気にせずに質問することができる。

放送時間に視聴できなくても、バックナンバーにアクセスすれば、終了済みの説明会を見ることが可能だ。電車の中や、家にいるときなど暇な時間にどんどん見ればいい。活字離れで動画を好む世代には適しているはずだ(バックナンバーを視聴の場合は、チャットは不可)。そのほか、企業説明会だけでなく、面接の受け方、自己分析の仕方などを解説する番組を流すこともある。

十数年以上も継続している人気サービスでは、「スカウト」がある。トップ画面の「スカウトに登録しよう!」をクリックすると、スカウト機能にアクセスできる。氏名、大学、学部、自己PRなどを登録すると、登録内容に興味を持った企業が、学生に対してスカウトメールを送る。

次ページ学生の特性に応じた企業をオススメ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事