ダ・ヴィンチが描いたように、鉛筆で、あっさりとした細いS字カーブの線で髪の毛を描き、顔と額の形をとります。
次に、唇を描きましょう。上唇がどのようにくぼんでいて、鼻の下の中央のふくらみがこのくぼみとどのように合っているかを意識します。
下唇が「陰影」のついた2つの球体でできている様子も観察しましょう。
いよいよ本番!「陰影」をつけて仕上げよう
だいたい20分かけて、この絵を10回ぐらいトレースしたら、新しいトレーシングペーパーに愛らしい顔をもう一度トレースしましょう。
このとき、トレースした紙をダ・ヴィンチの絵から白い紙の上に移して「陰影」をつけます。
その際、ダ・ヴィンチがどのように顔に「陰影」をつけたかを観察してください。「照明や太陽など光のもと」になる「光源」はどこに設定されているでしょうか?
「最も暗い部分」を3カ所、探してください。そして、光が反射している「いちばん明るい部分」に、うっすらと「陰影」をつけます。「明」から「暗」に向かうのがいいでしょう。
ある部分を「暗くする」には影をつければできますが、ある部分を「明るくする」のには、かなりのコツが必要です。
なので、「明るいところ」から「暗いところ」に向かって「陰影」をつけます。
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