トレースしながら、偉大な芸術家が、どんなことに重点を置いて人の顔を描いたのか、意識することが大切です。
ダ・ヴィンチが額、目、頬の曲線に、どのように「陰影」をつけて際立たせたかを研究し、まねをしましょう。同じように、目、瞼、瞳、涙袋につけた「陰影」を楽しく研究して、まねをします。
この巨匠の「陰影」は、なんて優美なのでしょう!
鼻の先端はほぼ白いまま残して光を反射させ、鉛筆の筆跡で調子をつなげて鼻に「陰影」をつけます。
ダ・ヴィンチが鼻孔をはっきりした線で描かず、「陰影」をつなげるだけで形をとっているところをよく見てください。
下唇をつくる2つの球体の形を軽くとりながら、繊細に、優しく唇に影をつけます。上唇と下唇を分ける真ん中の線を、「2本のS字カーブ」ではっきりさせます。

これで完成です。人の顔を描くうえでの「細かな特徴」を、ダ・ヴィンチ本人から学んだのです!
好きな「写真」でもOK!くり返しトレースしよう
ダ・ヴィンチはスケッチブック何冊分も、顔、手、耳、つま先などを単体で練習し、模写し、研究しました。
みなさんには、偉大な芸術家が描いた顔や人物をトレースして練習することで、たくさん研究してほしいと思います。
この練習は「写真」を使っても、同じように楽しいものです。
お気に入りの誰かの写真を用意し、コピー機で拡大します。グレースケールモードに設定すると、モノクロ写真には自動的に陰影がつくので、模写・研究・トレースには最適です。
「陰影」までしっかりつけるこのトレースを、ぜひともくり返しやってみてください。
これまで難しいと思っていた「人の顔」が、驚くほど上手く描けるようになり、大きな自信が生まれるはずです。
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