「人の顔」が突然上手に描ける!巨匠も学んだ凄技 「写真」があればOK!苦手な人も、一瞬で上達!

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今回のレッスンで、わたしはダ・ヴィンチの「〈岩窟の聖母〉の天使のための習作」をトレースしました。みなさんも鉛筆をもって、トレーシングペーパーを使い、この絵をトレースしてください。

はじめに、美しい顔の輪郭をトレースします。額、頬、顎を「S字カーブの線」でトレースするのがポイントです。

次に、鼻と奥行きが縮まった鼻孔をトレースします。鼻の先端から、奥の目の上の眉へと流れるように向かう鼻筋を描きます。

まず「S字カーブ」の線で、額、頬、顎をトレースし、鼻と鼻孔、鼻の先端から奥の目の上の眉へと流れるように鼻筋を描く(出所:『たった30日で「プロ級の絵」が楽しみながら描けるようになる本』)

巨匠も使った「絵を描くための9つの基本法則」

【コツ①】オーバーラップ(重なり):ある物体の手前に別の対象物を描くと、その対象物が近くにあるように見える

鼻筋と重なって奥の目が描かれることに注目し、ダ・ヴィンチが「オーバーラップの法則」を使っているのを意識しましょう。

【コツ②】大きさ(サイズ):対象物を大きく描くと、手前にあるように見える

次に「大きさの法則」を使い、時間をかけて情感のこもった目をトレースします。

トレースしてみると、「手前の目」を大きく描いたり、瞼を瞳に重ねたりして、「奥行き」を出そうとしていることが、よくわかる(出所:『たった30日で「プロ級の絵」が楽しみながら描けるようになる本』)

ダ・ヴィンチが「手前の目」を大きく描いたり、「瞼」を「瞳」に重ねたりして、「奥行き」を出そうとしている点に着目してください。

「オーバーラップ」と「大きさ」は、いずれも私が提案する「絵を描くための9つの基本法則」のひとつで、これらのテクニックを使うと「奥行き」や「立体感」のある上手な絵が描けます

次ページ「リアルな表現」に近づく!凄いコツは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事