も1つ、ちょっとこれは日本人にはナゾなのですが、「交際相手の好感度ダウンさせる絵文字は?」という問いに対し、Z世代、ミレニアル世代の1位になった絵文字がこちらです。
そう、ナスです。これのどこが不適切なのか、ナゾですね。実はナスの絵文字は男性器という意味があります。といいますか、若い世代にはその意味でしかこの絵文字は使われないと言ってもいいでしょう。くれぐれも注意したいですね。
絵文字にも多様性が反映されている
さて、すこし品位を下げてしまったので話題を変えます。アメリカといえば多民族国家、多様性であるダイバーシティとインクルーシブはもはや常識です。そんな風潮は絵文字にもちゃんと反映されています。
みなさんが手や顔の絵文字を選んで長押しすると、いろいろな肌の色が選択できることにお気づきでしょうか。
先ほどのアドビの調査によると、Z世代の67%が自分の肌の色に近い色の絵文字を選んでいますが、ベビーブーマーは29%しか選んでいません。これはインクルーシブ、つまり異なった肌の色であることを理由に他者を排除しない、という考えが若い世代ほど徹底している、ということを示唆しているのかもしれません。あるいは、おじさん世代がSNSに弱いというのは世界共通なので、おじさんが絵文字を十分に使いこなせていない、というのも理由かもしれませんが。
日本のガラケーではぐくまれ、その後スマートフォンに移植され、日本から世界へと広がった絵文字、今では世界のコミュニケーションに欠かせない存在になっています。ガラパゴスと揶揄された日本のガラケーですが、ある意味そのオリジナリティは世界を変えたとも言えます。いたずらに世界基準を後追いするだけが世界に通用するための道ではないことを示唆しているように思えますが、みなさんはどう思われますか。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら