つまり、子どもの勉強が受動的なものであるのに対し、大人のそれは能動的なものだということなのでしょう。
だとすれば、効率的な能力向上が必要となります。そこで著者は、有効な勉強法を3つ紹介しています。
飛躍的に能力が上がる勉強法
1つめは「モノクロからカラーに変えて勉強する」。書く文字をモノクロからカラーに変えることで、脳の働きがよくなるというのです。脳は左脳が「論理的思考」、右脳が「直感的能力」と役割が分かれており、左脳は文字を認識し、右脳は色を判断するともいわれています。つまり、勉強のときにカラーペンを使うだけで、簡単に両方の脳を使うことができるということです。
2つめは「〝ながら〟で勉強する」。「声に出して読む」「ラインを引きながら見る」「散歩しながら唱える」など、2つ以上の動作を組み合わせることが、記憶の定着を向上させるのだといいます。
3つめは「場所を変える」。毎日、同じ場所で勉強していると飽きますし、自宅には気が散るアイテムも多くあるもの。そこで外出し、違う環境で勉強しようと著者は提案しています。おすすめは、専門学校や図書館などの自習室。自習室には「勉強」という共通の志を持った仲間しかいないので、疲れたと思っても、もう少しがんばろうという気持ちになれるはず。この「もう少し」の積み重ねが大きな力になるのです。
他にも、サバイバル時代を生き抜くためのテクニックが多数。いろいろ役立ちそうな一冊です。
・これからの時代は、転職もしくは副業・独立できるスキルが必要になる
・スキルを身につけるためには効率的に勉強すること
・カラーペンを使う、ながらで学ぶなど、効率的な方法を知っておく
(137ページより)
本書は担当編集者が〝お金知識ゼロ〟の立場から、かつて国税局に勤務していた「お金のプロ」である著者に疑問をぶつける構成になっています。
タイトルにもなっている「金利ってなんですか?」にはじまり、「投資や株は聞いたことがありますが、それがなんなのかはわかりません」といった〝史上もっともハードルが低い〟お金の話〟ばかり。「お金について知りたいことは多いけれど、いまさら聞くに訊けない」という悩みを持っている人にとって有効な内容なのです。
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