「ジャイアン上司」に振り回されない究極の手段 成功率9割のすごい方法「承認サンドイッチ」

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上司が一方的にしゃべるだけの会議、高圧的な空気で発言しづらい会議ほど不毛なものはありません(写真:koumaru/PIXTA)
自己中心的な上司の暴走のせいで時間をムダにした――。誰にとっても「あるある」な状況ですが、特に注意が必要なのが会議の場。上司が一方的にしゃべるだけの会議や、高圧的な上司が会議の司会を務め、発言しづらい雰囲気のなか「ただイスに座っている」だけの時間を耐えている方も多いのでは? しかし、会議は仕事時間の4割以上を占めると言われ、放置すれば生産性に大きな影響を与えかねません。仕事の現場におけるムダな会議をなくす方法を、業務のムダ取りコンサルタントの越川慎司氏の著著『仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?』より、一部抜粋、再編集してお届けします。

会議の7割を1人でしゃべり続ける上司

『ドラえもん』に出てくるジャイアンは、聞いている人たちが耳をふさぐほどの音痴です。しかし、本人はまったくそれに気がついておらず、「みんなを喜ばせたい」という思いから、しょっちゅうリサイタルを開いては、熱唱をします。

会議で、長々と熱弁をふるってしまう上司は、まさに、このジャイアン状態。本人には悪気はいっさいなく、社員や会社のために、よかれと思って熱く語っています。

「ジャイアン上司」とでも言うべき状態です。

それだけに誰も止めることができず、放っておくと、「会議時間の7割は役職者がしゃべっていた」などということにもなりかねません。

そもそも、会議で、決定権を持つエライ人が会議の進行役をすると、自分の思うように議事を進めてしまうのでよくないのです。さらに、エライ人が進行役をやるもう1つの弊害が、この「司会役のエライ人が独演会を始めてしまいやすい」ということなのです。

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