かといって、プライベートのチャットと同様のカジュアルなやり取りに終始したり、あまりにシンプル過ぎて複数の意味に取られかねないほど省略したりしたら、ビジネスコミュニケーションとしては成り立ちません。相手にきちんと伝わることを最低限意識して利用することが求められます。
基本以外の例外とは?
ところで、メールでは当たり前の前置きや挨拶が「基本的には」必要ない、としましたが、では基本以外の例外はどんなときに起こるでしょうか。
さまざまなイレギュラーケースはあると思います。例えば、もしも上司がどうしてもチャットに、メールのような前置きや挨拶を求める人であったり、チーム全体がシンプルさより丁寧さを求めていたりする場合は、チームやコミュニティ内の暗黙のルールに従って、最初のうちはチャットといえども、シンプルさよりも丁寧さを若干心がけるほうが良さそうです。
シンプルかつスピーディーという本来のチャットの良さを無視して空気を読んで行動しろ、と言っているように感じられるかもしれませんが、おそらく空気を読んで周囲に合わせなければならないのは最初のうちだけのこと。心配しなくても、使い続けていくうちに仕事の進捗に従って、不必要な言葉は削ぎ落とされて全員がどんどんシンプルになっていくはずです。
最初のうちは相手のペースやトーンに合わせてあげるのも、敬語を使わない敬意の表現の1つ。そこからだんだんと、こちらのペースに寄せていけばいいのです。
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