部下に支持される上司が実践している声がけ12選 できるリーダーは相手に合わせて話している

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★⑦「もう1つ違う方法もあるんじゃないかな」

ゴールにたどり着く方法や、物事をうまくいかせる方法は必ずしも1つとは限りません。

「あれがダメならこれもある」と、

いろんな選択肢を事前に提示することで、可能性は広がります。

部下が出した意見を一概に否定するのではなく、さらなる可能性や選択肢をひらくために、このひと言は効果的です。

★⑧「責任は取る」

これはとても勇気のいる発言かもしれません。

しかし、名リーダーと呼ばれる人はみな、「最終的な責任は自分にある」と腹をくくって部下と向き合います。

そしてこう言ってくれるリーダーだからこそ、部下たちが自信を持って物事に取り組むことができますし、「リーダーだけに責任は押しつけない」という気持ちを持ってくれるものです。

手を差し伸べ、自己重要感を高める

★⑨「手伝えることがあったら言ってね」

人は嬉しいときにいてくれる人より、苦しいときに一緒にいてくれる人なのかというところをよく見ています。その存在がリーダーともなればなおさらのことです。

つらいときにそっと手を差し伸べてくれる人がいるかどうかは、大きなモチベーションの違いにつながります。

★⑩「あなたがいてくれてよかった」

人は誰かの役に立てたとき、大きな喜びを感じる生き物です。

そして人から必要とされたとき、自分の居場所を見つけることができます。

「あなたがいてくれてよかった」

これはその人の自己重要感を高める最高の言葉でしょう。そしてそう思える人がたくさんいてくれる人は幸せなリーダーであると言っても過言ではありません。

★⑪「よくやった!」

部下の手柄を独り占めするリーダーは論外ですが、逆に功を上げた部下に対してはっきり、しっかりと認めるリーダーもあまり多くはありません。

ケチケチせず、思いきりほめるのがいいでしょう。この言葉がひと言あるだけで、がんばってきた部下の心は報われるのです。

★⑫「君たちがいてくれるから、僕が負けるはずがない」

最後になりますが、チーム全体でいい成果を出すリーダーであればあるほど、部下に対してこの言葉を使います。  

この言葉は、部下たちの自己重要感を高め、チームの士気を一気に高めます。リーダーが自分たちのことを頼りにしてくれている。

リーダーが自分たちのことを信じてくれている。表情に出す、出さないの違いはあるかもしれませんが、この言葉を言われて嬉しくない部下など1人もいないでしょう。

永松 茂久 人財育成JAPAN代表取締役

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ながまつ しげひさ / Shigehisa Nagamatsu

大分県中津市生まれ。講演の累積動員数は延べ60万人にのぼる。3坪のたこ焼き屋からスタートし、現在は作家として活躍。自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家でもある。『人は話し方が9割』『人は聞き方が9割』『リーダーは話し方が9割』『喜ばれる人になりなさい』(すばる舎)など著書多数。

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