大変かもしれませんが、その人その人の特性を見抜き、その人のいまの状況に合わせた話ができること、それが優秀なリーダーの条件です。
ここを十把一絡げで同じ話をするということは、小学校に上がったばかりの生徒に、「我が国の経済の行く末と日本人としての使命は」という話をしたり、大学生に、「あいうえおの次はなんでしょう?」と丁寧に話をするようなものです。
このようにまったくピント外れな話をしてしまうのは、優秀な育成方法とは言い難いものになります。
お釈迦様の有名な言葉に
「人を見て法を説け」
というものがありますが、リーダーはここをしっかりと理解し、その人に合わせた話をする力が必要になります。
平等にこだわりすぎない
「それではえこひいきになる。平等じゃないじゃないか」
ひょっとするとそう思う人もいるかもしれません。
その通りです。しかし、平等にこだわりすぎると、その人の特性を見落としてしまうことになってしまうのです。
大切なのは、できる限りその人に合わせた話し方と気持ちです。
話す内容や伝え方というスキルの部分はたとえ違っても、「同じ思いやりを持って接する」という思いの部分が同じであればいいのです。
この場合、平等というより、公平という言葉のほうが正しい表現なのかもしれません。
もちろんその話し方に対して、言われる側は「なんであの子のほうだけ優しい言い方をするの?」と不平等感を抱くこともあるかもしれません。
しかし、いつか必ず、
「あのリーダーはそれぞれにわかるように話を使い分けていたんだな」
とそれぞれが成長し、理解するときが来ます。
一概に部下、メンバー、スタッフと言えど、いろんなタイプがいます。
できれば1人1人に合わせた話し方ができればいいに越したことはありません。
しかし、その数が多くなればなるほど、それは難しくなります。
たとえ短いひと言であったとしても、それが本当に嬉しいものであれば、人は動き始めます。
できれば誰が言われても嬉しいひと言を無意識に使えるようになると、なおさら下の立場の人のやる気を高めることができます。
ということで、多くの人の心に刺さり、簡単に自己重要感を高めるひと言を集めてみました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら