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東大「推薦入試」小学生でも意外に解ける納得の訳 求められているのは「知識」で解くことではない

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どちらもとてもいい解答だと思うのですが、工学部の問題だということを考えると、Aの解答をした生徒のほうが評価されることと思います。

工学部というのは、新しいものを作り出すエンジニアリング・いろんな人の「実用」を目指す学問を行うといえます。

それに対して、理学部というのは、自然法則や物質の原理の追求などを目指す学問だといえます。要するに、「誰に、どんな風に使ってもらえるのか」ということを考える人の方が、工学部にマッチしている人材だといえるのではないでしょうか。

Bの解答は理学部や文学部向き

もちろんBの解答もいい解答だと思いますが、これは自然法則の発見がどのように行われたのか、というところに独創性を持っているので理学部や、また遺伝の法則の発見がどのようになされたのかについていろんな本を読んでいる人材だと考えて文学部など、別の学部向きの解答だと考えられるでしょう。

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つまり、これらの入試問題は「マッチング」の意味も含まれているといえるのではないでしょうか。ただ「素晴らしい学生が取りたい」ということではなく、「その大学・学部とマッチした人材を取りたい」という意図がある問題なのだといえるのです。

いかがでしょうか。今後、入試形態もどんどん多様化し、知識の量を評価する時代から、「あなたはどう思うか?」が評価される時代に変化していくと思われます。

そんな中で、今回の問題である「あなたが特に独創的であると感じた発明や発見を考える」というのは、いい頭の体操になるかもしれません。ぜひ、みなさんなりの解答を考えてみてもらえればと思います!

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