英語が喋れない日本人に共通する「決定的な原因」 スピーキングが弱い人は英語脳が育っていない
2つめの型の「心情型」は、自分の気持ちを英語でつぶやきます。大事なのは感情を込めることです。強い感情を伴う出来事はよく覚えていますよね。行動型と同様に、出来事に感情をのせることで定着率を上げることができます。
こちらも主語は I(私)の場合がほとんどで、I wanna(~したい)、I think / I guess(~と思う)、I feel like + 動詞 ing(~したい気がする)のような形を使用することができます。
I wanna go back to sleep.(二度寝したいな。)
I don’t feel like eating anything.(何も食べる気がしない。)
I’ll make sure my presentation is perfect.(プレゼンは絶対に完璧にするぞ。)
I’m happy to have a new business partner.(新しいビジネスパートナーができて嬉しいです。)
I’m really into this!(これにハマってるんだ!)
I think I’ll go out tonight.(今晩出かけようかな。)
3つめの型の「状況型」は、自分もしくは誰かの状況・様子、あるいは物の状態・様子などを英語で描写します。行動型・心情型と異なり、英文の型のバリエーションが豊富なため難しいです。
他人の行動をつぶやく練習は、慣れてきたら実況中継のようにその人がその行動を終える前に言い切るようにすると、瞬発力のトレーニングにもなります。その人が「電話を切る前」、「お茶を飲み切る前」など自分では決められないタイマーでスリルを味わうことができます。
What’s left in the fridge?(冷蔵庫の中に何が残ってたっけ?)
Oh no, it’s time to go!(あれ、もう出る時間だ!)
The train is running late.(電車が遅延してる。)
We have only two months to develop a new product.(新製品の開発期間2カ月しかないのか。)
How much do I get paid for overtime this month?(今月の残業代いくらもらえるかな?)
The suitcase is too small to pack my souvenirs.(スーツケースが小さすぎてお土産が入らない。)
また、身の回りであまり起きないことは「妄想」でつぶやいてみましょう。たとえば、「旅行先でホテルに泊まってシャワーが出ない」ときなど、自分なら何と言うかなど、自分の妄想の世界でいろいろとつぶやく方法です。
お題を1つ挙げて1分間喋ってみる
そして最後に、集大成として、お題を1つ挙げてそのお題について1分間喋ってみましょう。
「今あなたの目の前にある物」、「今日食べたもの」、「明日の予定」など、お題は何でもかまいません。制限時間の中でできる限り話題を膨らませて、複数の文でより詳しく説明することは、会話を続ける訓練になります。
ぜひ日常生活のすべての行動や心情を英語でつぶやいてみてください。何度も繰り返すことで、自分の間違いにも気づき、使う単語も変わり、英語圏の人と同じ思考回路に近づけるはずです。
ただ、人前で声を出してやると変な人だと思われる可能性があるので、外出中は心の中でつぶやくだけでも大丈夫ですよ。
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