英語が喋れない日本人に共通する「決定的な原因」 スピーキングが弱い人は英語脳が育っていない

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そこでおすすめするのが「ひとりごと学習」です。

このトレーニングはいつでもどこでも自分のレベルに合わせて練習することができ、年齢に関係なく効果が出ます。また、行動や気持ちと一緒に英語を繰り返し発することで、日本語に訳さず瞬発的に英語が出るようになるというメリットもあります。

シンプルかつ自分で言える範囲の英語で、思いついたことを喋れるようになる。これがこのトレーニングの目的であり、英語で物事を考える習慣、すなわち英語脳を育てることに繋がるのです。

まずは、自分が日常生活でよく使う表現を英語でつぶやいてみましょう。

ひとりごとの3つの型「行動」「心情」「状況」

ただ、やみくもに始めても「いつも同じことをつぶやいてしまう」、「わからない英語は言えない」、「間違った英語を使いたくない」などの不安が出るものです。

ここで私がオススメしたいのは、ひとりごとを大きく「行動」「心情」「状況」の3つの型に分類するということ。この3つの型を意識しつつ、具体的なシチュエーションを頭の中で思い浮かべたり、振り返ったりすることで、日常生活で言う英語の表現の幅を飛躍的に伸ばすことができます。

「行動型」は、主に自分のしている行動を英語でつぶやきます。基本的に「主語 I(私)+動詞」の形です。大事なのは自分の身体を使いながら言うこと。身体を使って自分の行動を実況して、文字ではなくて行動と英語を結びつけて感覚を身体にインプットしましょう。自分の行動がほとんど同じで慣れてきたという方は、時制を変えて練習するのがオススメです。

たとえば、現在形 I wake up at 7 every day. を過去形 I woke up at 9 yesterday. や未来形 I’ll wake up at 8 tomorrow.などに変えてみてはどうでしょう。

以下、ビジネスパーソンに役立つ、実践的なフレーズを用意しました(例文は『今日からつぶやけるひとりごと英語フレーズ1000』より抜粋しています)。

【例文】
I have to fix my hair.(髪の毛セットしないと。)
I’ll take an umbrella just in case.(いちおう傘を持って行こう。)
I need to make a to-do list.(やることリストを作らなきゃ。)
First of all, I’ll just make coffee.(とりあえずコーヒーだけいれよう。)
It’s going to take a long time to compile the data in Excel.(エクセルの集計、時間かかるなあ。)
I’ll watch the drama episodes I recorded.(録画してたドラマ観よっと。)
次ページ2つめの「心情型」は、自分の気持ちを英語でつぶやく
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事