買い占め一段落、首都圏コンビニの品切れ状態が沈静化へ【震災関連情報】
東日本大震災を受けた首都圏コンビニでの品切れ状態が、一部で沈静化してきたようだ。写真は東京都心部のある大手コンビニチェーンの弁当コーナー(17日午後1時過ぎ)。16日までは昼休み以降には品切れ状態が目立っていたが、現在は潤沢とはいえないまでも、商品が散見できるようになってきた。近隣の別なチェーンを含め、都心部のほとんどのコンビニで日配品の供給に少しづつ余裕が出始めてきたという。
震災が発生した11日夕方、都心部では帰宅困難者が近隣のコンビニやスーパーに殺到し、水と食料が即座に売り切れた。翌12日以降、各チェーンは物資の供給を急いだが、商品調達や店舗への物流の混乱に消費者の買い占め心理も重なり、主要店では2リットルPETボトルの水、おにぎりやパン、カップヌードルなどが品切れ・品薄となる状態が続いていた。
だが17日に入り、消費者の買い占め心理は一段落し始めたようだ。昼休み以降も冷やし麺やスイーツなどの商品を中心に棚に残るようになってきた。カップヌードルなども、買い置き用に買い占められ姿を消していたが、やはり午後1時すぎのあるチェーンでは、むしろ棚に満載だった。
「軽油不足でトラックの手配が困難なため、決して物資の供給は潤沢ではない。だが、関東に振り向けるべき食材を東北へ送り、関東以西の工場や設備をフル稼働させて関東近隣への供給も続けている」(大手流通関係者)。政府が買い占めを慎むよう呼びかけた効果もあったのかもしれないが、首都圏が食糧不足に陥る可能性はなさそうだ。
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