ひとつめは、「仕事に対してのめり込んでいるか」です。
厚生労働省の「令和元年版 労働経済の分析」によると、仕事に「誇り」と「やりがい」を感じ、熱心に取り組み、仕事から活力を得て、いきいきとしている状態にある人は「ワークエンゲージメント」が高いとあります。
「仕事に誇りとやりがいを感じている」(熱意)
「仕事に熱心に取り組んでいる」(没頭)
この3つが揃った状態として「ワークエンゲージメント」が定義されています。
さらに「ワークエンゲージメント」は、仕事に対してのめり込んでいる状態で、「健全なメンタル」のために必要なあり方です。ひと言でいえば、「働きがいを生み出すもの」ともいえます。
仕事に「やりがい」を感じている人は、「活力」「熱意」、そして仕事にのめり込んで「没頭」している状態の3つの特徴を備えているともいえるでしょう。
「主体的に学ぶ」「キャリア自律」がポイント
法政大学大学院教授の石山恒貴さんが行った研究によると「キャリア自律」には、次の2つの要素があります。
(自分の専門性を深め、広げること)
②ジョブクラフティング
(仕事を主体的にとらえ、やりがいを高めること)
「キャリア自律」は、この2つに媒介されて、「ワークエンゲージメント」すなわち仕事にやりがいを感じ、ポジティブで充実した健全な状態を導きます。まずは自らの専門性にコミットするためにも「主体的に学ぶ」ことが重要なのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら