「何時間でやるか」については、私は明確な基準を設けています。
先ほど、広報がやるべき業務は「情報を整えて価値をつける」「価値を伝達する」の2つだとお伝えしました。「価値を伝達する」を「対、社外」「対、社内」に分けて、私は時間配分の黄金比を「情報の整理と価値化:社外への伝達:社内への伝達=3:6:1」と考えています。
価値の社外伝達が重要
広報としての成果を考えると、「価値の社外伝達」の行動量がもっとも成果に影響すると考えているため、配分がいちばん高くなります。しかし、伝達する情報に興味を持ってもらえなければ、いくら伝えても響きません。
そのため「伝達」の半分ほどの時間を、「情報の整理と価値化」に充てています。そして全体の1割程度の時間を社内に向けて費やすことで、ひとり広報という活動や成果を共有していきます。
週単位や月単位でもいいと思いますが、この配分を目安にして、「何を、どこまで、何時間でやるか」を決めましょう。
もちろん広報の立ち上げ時などは、「情報の整理と価値化」にかける時間はもう少し必要になると思います。組織のフェーズによっても配分を変える柔軟性を持ちながら、広報活動にかけられる時間を把握して、各業務時間の目安を出してみましょう。
また、一度配分を決めたからといって、ずっとそのままでもいけません。当然、スキルが上がればできることが多くなり、業務効率も上がります。情報の整理と価値化のコツをつかんだら、扱う情報量をさらに増やすのか。それとも、社外伝達にかける時間配分を増やすのか。自分のスキルに合わせて、時間配分をコントロールしていきましょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら