数字が如実に語るゾゾとメルカリ「本当の実力」 ネットビジネスで重要な数字は何か
基本は結局「顧客数」×「購買額」にすぎない
オンラインビジネスに苦手意識がある人は、確かに多いと感じます。ただ、どんな職種・業種においても、その知識なくして仕事を円滑に進めることはもはや不可能な時代です。「話が通じない」と自分から壁を作るのではなく、デジタルマーケティングの「言葉」を積極的に理解する必要があるのです。
最初に言っておきますが、オンラインビジネスの基本はごくシンプルです。その基本は「@変換」――すなわち、すべてを「1個当たり」「1人当たり」に換算するということ。具体的には、「顧客数」と「購買額」という2つの要素に因数分解して、企業戦略やマーケティング施策を組み立てていきます。
オンラインビジネスはそれほど複雑ではない。そのことを知っていただくために、ここでは「メルカリ」と「ZOZO」という日本を代表するネットビジネス企業を例に、@変換(因数分解)を使いながら、そのビジネスモデルや課題を考察したいと思います。
オンライン上でモノを売りたい人と買いたい人を結びつけるフリーマーケット(フリマ)ビジネスを展開し、成長を続けるメルカリ。経営指標となる各数値は四半期ごとに急激に増えています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら