数字が如実に語るゾゾとメルカリ「本当の実力」

ネットビジネスで重要な数字は何か

ユーザーを増やすためにキャンペーンを展開したり、広告やSNSを使ってメルカリを使っていない層にアプローチしたりと、新規ユーザーの獲得コストを意識しながら、効率的にユーザー獲得を目指すことになります。

一方、年間4万円の取引額を増やすには、出品される商品のカテゴリーを追加したり、アプリの検索機能をより便利なものにアップデートしたり、あるいはアプリ上でのお知らせ(プッシュ通知)の内容をブラッシュアップしたり、AIを使ってより一人ひとりにマッチした商品をお勧めするレコメンドの精度を上げる、という手もあります。

サステナビリティやシェアリングの意識は年々高まっており、メルカリのようなエコシステムに共感し、満足感を持って利用している人も多いのです。彼らにもっと使ってもらう方法を考え、さらなるサービスの進化を目指すことが、戦略的な模範解答になるでしょう。

ネットビジネスで重要なのは「会員数」

最近、何かと話題のZOZO。そのビジネスの中心はファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営です。こちらも@変換してビジネス構造を見てみましょう。決算資料を参照すると、アクティブ会員(過去1年間に1回以上購入した会員)は2019年第3四半期で約615万人。ここも、キリよく計算するために600万人として考えます。

アクティブ会員の年間購買額は4.6万円。年間購入点数は11点なので、1点当たり4100円ほどの服やファッション関連商品を買っている計算です。式にすると次のようになります。

600万人×4100円×11点=年間取扱高2700億円

メルカリのアクティブユーザー1200万人と比べると、顧客基盤の規模は5割。一見、少ないように思いますが、メルカリが新品中古問わずにどんな商品でも取り扱っているのに対し、ZOZOは基本、新品の服がメイン。この差は納得と言えます。

とはいえ、アクティブユーザー600万人は、ファッション業界では驚異的な数字です。アパレル企業が100万人の会員を集めるのは至難の業。毎年トレンドが変わる業界で、同じブランドが何年も好調を維持するのは大変です。多くのブランドを取り扱うZOZOのようなオンラインモールだからこそ、顧客基盤をキープできるのでしょう。

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