大塚久美子氏、株主総会を前に必死の訴え

「私の提案の方が評価されている」

大塚久美子社長は自らの正当性をマスメディアに必死にアピールした(撮影:梅谷秀司)
会社の経営権をめぐり、実父の大塚勝久会長と対立している大塚家具の大塚久美子社長が3月13日、記者会見した。3月27日の株主総会に向けた委任状争奪戦(プロクシーファイト)が激しくなるとともに、メディアを通じたアピール合戦の様相にもなっている。これまでに勝久氏側は2度会見を行う一方、久美子氏側は今回が3度目の会見となった。
両者が自身の優位性をアピールする中、久美子氏は今回、何を語ったのか。前半の約30分は久美子氏がこれまでの経緯や報道を振り返り、後半の約30分は記者からの質問に久美子氏が回答した。

 創業者である大塚勝久氏が作ったビジネスモデルは、おそらく業界、世の中を変えてきた。私にとっても社員にとっても、誇りであるのは間違いない。大切な価値であるこのモデルの継続、すなわち、いいものを安く作る流通の仕組みをどうしたら継続できるか。これを今、考えている。

企業統治の観点からみてほしい

この会社は1700人の社員、4000人以上の株主など、多くのステークホルダー(利害関係者)に責任をおっている。ただ、このところの報道をみると、「親子」とか「女性経営者」とか、そういう関心が高い。本来この問題は、そういう問題でない。

親族間の感情的な対立ではなく、ぜひコーポレート・ガバナンス(企業統治)の観点からみていただきたい。

ガバナンスの観点からいうと、まず私が社長になる前、1994年から2004年まで大塚家具にいたが、そのときは取締役全員が大塚家だった。それがまず問題だ。2009年に私が社長に就任したのは、勝久氏のインサイダー事件が契機だったと認識している。私はコンプライアンス(法令遵守)、ガバナンスを解決する使命を持って社長になり、社外取締役も積極的に取り入れた。

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