大塚久美子氏、株主総会を前に必死の訴え 「私の提案の方が評価されている」

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――従業員持ち株会は、持ち株会としては判断せず、個人単位での自由投票を決めた。

持ち株会はもともと1人1人が議決権を行使できる。それを便宜のために一括してやるのが通例だ。一括した場合の判断が自分と違う場合には、理事長に指示して反対することも可能。今回は特殊な状況なので、自由投票になったということだろう。企業価値や会社のつながり方などに対して、社員もそれぞれ考えを深めてもらえればと思う。

投資ファンドからの支持には「ありがたい」と応えた

――仮に、今回の株主総会で会社提案が可決されたとしても、勝久氏は大株主で変わらないため、際限なく株主提案が出される恐れがある。

確かに延々と続くということは理論的にはあり得る。そうならないように節度を持つことを(勝久氏には)望んでいる。また安定化のための施策も同時に検討したい。

――安定化のための施策とは。

具体的なことを今言うのは不適切だ。このような状態がよろしくないのは自明のことなので、最善の努力をする。

(撮影:梅谷秀司)
 

冨岡 耕 東洋経済 記者

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とみおか こう / Ko Tomioka

早稲田大学理工学部応用化学科卒。全国紙記者を経て、2007年に東洋経済新報社入社。IT・電機、通信、小売り、航空、自動車など主要業界を幅広く担当してきた。「週刊東洋経済」副編集長、「会社四季報」編集長、報道部長などを歴任し、現在は編集局次長。趣味はトレラン。

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